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zoom RSS 通常国会会期末に気になったこといくつか

<<   作成日時 : 2015/09/27 10:07   >>

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 そもそも言論の自由と表現の自由がある以上,デモ活動や抗議活動は国民の「権利」であり,デモ活動が許可制ということ自体,国民の権利を制限しているということには注意が必要です。それゆえ「日本においてデモ活動は許可制であるのに,国会前のデモ活動はその許可を得ていない。よって正当な政治的行為ではない」という物言いは,国民の権利というものに対する理解が不足していると言わざるを得ません。ましてや,「正当な政治的行為ではないから,警察は厳しく取り締まってよい」などと言い放つのは,中華人民共和国の公安と同じような,国民に対する弾圧行為を(自分に都合のよいときだけ)認める物言いであります。

 抗議活動が「多数の人が寄り集まっている」だけで排除の対象となるのであれば,それは香港の抗議活動を排除した香港政府,ひいては中華人民共和国政府と何ら変わるところがありません。中華人民共和国には,人々が許可なく寄り集まることを禁じる法律がありますが,国会前抗議活動の排除に積極的な方々は,日本もそのような道をたどるのがよいとお考えなのでしょうか。ちなみに,「騒音被害」を持ち出す方もいらっしゃいますが,日本は飛行場の近くの住民に飛行機の離発着の音量を甘受すべきとする国なのですから,多少の音では「騒音」と認められない国柄であることには注意が必要です。

 民主党の岡田代表は,維新からの合流の呼びかけと,共産党からの連合の呼びかけにいずれも難色を示しているようです。しかし,よくよく考えていただきたいことがあります。今の民主党に求められているのは,「反自民の盟主になること」ではなく,「反自民の数を提供してくれること」です。岡田枝野細野蓮舫など,民主党幹部の「頭脳は特に必要とされていない」のです。そこを履き違えないでいただきたいものです。

 「戦争法案」「憲法違反」という「レッテル貼り」が行われている,と記者会見で阿比留の阿諛に乗ってまで強調した安倍首相ですが,それがまさしく「レッテル貼り」であることには気付いていません。「反対のための反対」とか「あいつらはレッテル貼りをしている」とか「無責任」とか,他人にはさんざん「レッテル貼り」をしておきながら,自分が同じことをされたときには,それをあたかも自分だけが被害を受けているかのごとく言いつのる訳です。所詮どれだけ安倍首相をひいき目に見ても, 同じ穴の狢でしかないのに,それにすら気付いていないのですから,救い様が無いとはこのことです。

 山本太郎議員は,参議院本会議で,喪服を着て登場し,安倍首相に向かって焼香の仕草までしたとして,参議院議長から厳重注意を受けたようです。まあ,議長が「品位をおとしめた」という理由を付ければ何でも言えてしまう訳ですが,一部の報道ではさらに「このようなことがまたあったら議員バッジを外してもらうことにもなりかねない」とまで言っていたそうで,これは明らかに議長が先走りすぎです。「議員バッジを外してもらう」というのは,おそらく「除名処分」を想定しているのでしょうが,そもそも「除名処分」は議長1人の独断でできるものではありません。ただ,議長は最大会派から選出されるのが通例で,現在の最大会派が過半数を手にしていることから考えれば,「除名処分」をちらつかせていること自体が圧力行為です。議員に圧力をかけて自分に従わせようという魂胆が見え見えで,この参議院議長はとうてい「話し合いの場」にふさわしい人間とは言えない訳です。

 今回の「安全保障関連法案」(「戦争法案」,「アメリカのケツ舐め法案」など,呼び方は何でもいいです),自民党幹部の発言は,特に法案が参議院に提出されて以降,「法案を通すために国民の理解を進めていきたい」から「国民の理解が進んでいなくても法案を通さなければならない」に変わっていった訳です。法案が参議院本会議で可決・成立して以降,またしても「国民の理解を進めていきたい」となった訳ですが,そのための具体的な方策は何もないのです。そもそも,安倍首相が反対派を「無責任」と切り捨てた姿勢には,国民が主権者であるという視点や,自分たちの考え方について自分たちに国政を付託している国民に理解して「いただく」という視点がない訳です。ややもすれば,安倍政権や自民党幹部には「国民を指導する」とか「国民を正しい道に導く」とかいう姿勢が見られるのですが,それは中国共産党の姿勢に通ずるものがあり,やはり安倍自民党の理想は中国共産党にあるということになるのでしょう。

 そして最後に,今回の安保法案の成立が急がれた背景として語られた「9月18日を過ぎると,会期末までに平日が2日しかない」ということにも疑問を感じる必要があるでしょう。そもそも会期延長を議論しているときにこれが取りざたされなかったことが問題なのですが,9月19日〜9月27日までの期間には,平日が2日,土日祝休日が7日あります。土日祝休日には委員会や本会議が開催されないので,この9日間はほぼ無駄な会期なのです(2日あれば,一部の法案については最後の詰めもできるので「全くの無駄」ではない)が,なぜこの期間が会期として計上されていたのでしょうか。もし必要だということであれば仕方がないとも言えますが,話題になった「95日間の延長」のうち最後の9日間は実はこの体たらくだったのです。国会の開会中には委員長などに対して手当(議会雑費)が出ている訳ですが,これは「国民の税金の無駄」にはならないのでしょうか。特に,山本太郎議員の「一人牛歩」について「国民の税金の無駄」と評論している方々には,「一人牛歩」で無駄になった時間とは比べるべくもないこの9日間についても評論していただきたいものです。そして,自民党(や公明党)の連中こそが,この「無駄」の恩恵を受けていることにも言及していただきたいのであります。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
毎度
原子炉爆砕放射能汚染云々
安倍ちゃん政権は、
北朝鮮傀儡のデマゴーギー
巳蛙
2015/09/27 22:15

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