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zoom RSS 問題発言とそれを問題にすることの問題

<<   作成日時 : 2008/09/30 21:39   >>

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 麻生内閣発足早々、中山国土交通相が辞任しました。

 大きく3つに集約される問題発言が原因となったようですが、「言葉足らず」とか「言葉狩り」とか色々と「屁」理屈をこねて、自らの発言が問題ないかのように言っている。ならば辞任などしなくても良いのに、「空気を読んで」辞任したという首尾一貫しない態度も批判されるべきでしょう。中山は発言を取り消さずに辞任、それを見たマスコミも早々に「麻生首相の任命責任云々」と矛先を他へ移してしまい、発言の中身は吐き捨てられてしまうのです。


 今回は「日教組云々」に関して。
 さて、中山は「日教組はガンだ」とか「日教組は解体しなければならない」とか言ったのですが、それを聞いた橋下が同調して「その面はある」とか言い、ますます日教組が槍玉に挙げられているのですが、私の親族の大阪市立小学校非常勤教員曰く「これで笑っているのは全教」と。

 …ああ、そう言えばそう言うのもありましたね。
 確かに、日教組ばかりが槍玉に挙がり、責められているので、「戦後の教育崩壊」の全ての責任が日教組にあるように見えてきますが、全教という日教組と似て非なる組織があるんですよね。
 こういう時、全教を悪く言う人が居ないのは、全教は健全だと思っているからなのか、全教という存在を知らないからなのか、さてどっちでしょうかね。

 そもそも、今回中山が日教組を糞味噌に言ったのは、おそらく日教組が民主党に影響力を持っているからなのでしょう。
 もし中山が日本の教育を本気で憂えていて、日教組の方針に反感を覚えているのなら、同時に同じような主張を展開していた共産党系の全教も槍玉に挙げなければならないはずでしょう。
 それをしなかったのは、中山のこの発言すら実は、選挙を見据えた民主党のイメージダウンを図るものだったということであり、民主党しか目に入っていないということを示すのかも知れません。


 とりあえず中山は、今からでも良いので、自分が調べたという「日教組と学力テストの相関関係」のデータを示すべきでしょう。何なら論文にでもまとめて、教育学会に殴り込みをかけてみればどうですか。大臣就任早々の発言として、自信を持って開帳したものなら、それくらいのことはできるでしょうよ。

 これに関して朝日新聞は「日教組の組織率(加盟率)と学力テストの成績の相関」を調べ、関係はないと結論付けたようですが、そもそも学力テストの成績がそんなもの1つに影響されてたまるか。
 東大合格とその家の経済力に相関関係があるかも知れないと言われているこの時代に、日教組によって学力が左右されるのだとすれば、日教組、引いては学校の影響力は凄まじいということになるのでしょう。しかし、裕福であれば東大に合格できるとは限らないのと同様、日教組が云々だから学力が云々とは限らないのは当然のことであり、そこを単純なデータ1つも示さずに強弁した中山も、単純なデータ1つで反証した気になっている朝日新聞も、単純極まりないことに変わりはないのです。

 中山の発言は「許せない」以前に「馬鹿馬鹿し」くて「前時代的な」ものであり、当事者ならいざ知らず(当事者は前時代的な認識をまかり通らせようとすることに怒りを覚えて当然です)、傍観者たる一般人にとっては議論するに値しないものであるのに、それをさも重要なことであるかのように取り上げ、「大臣としての資質」や「国会議員としての資質」(この2つに違いがあるというのも面白い。大臣なら許されなくて、国会議員なら許される発言というものがあるのでしょうかね)を問い立てるのも、そろそろ終わりにしてはどうですか。そもそも上で「前時代的」と書いたように、このような発言の素となる認識は、新しく知識を仕入れていないことによって生じる時代錯誤によるもの(大阪府と大阪市を取り違えたのもその一環)なので、大した考えもなく発言していることが大半であり、そのような者を国会議員の候補者として公認し、それを当選させて国会に送り込んでいる例など、中山に限ったことではないのですから。


 大体、このようなニュースがテレビを駆け回っているからといって、全員が見ているとは限らない(視聴率との関連で「ある番組を全員が見ているとは限らない」、それと「テレビ自体を見ていない人が居る」)ということに留意している人がどれくらい居るのでしょうかね。

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