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zoom RSS かくも愚かなニッポン人?

<<   作成日時 : 2007/09/02 00:13   >>

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 岡山の「中国食品産業」という会社が破産したとの記事が、読売と日刊スポーツのHPに載っています。
 記事によれば、ここ数年業績は落ちていたようですが、ここ数箇月の「中国産食品」に関する報道による風評被害も受けたらしいとのこと。

 読売には「今年に入り、中国産食品の汚染が問題になり、スーパーなどとの取引が減少」と、日刊スポーツには「週刊誌に「中国産食品」ではなく「中国食品」が危険という特集記事が載って以降、抗議や問い合わせが増え」と書かれています。

 さらに、日刊スポーツには「取引先からも「社名を変えないと取引を打ち切る」と迫られたという」などとも書かれているので、「中国」違いが業績の悪化に拍車あるいは追い打ちをかけたこと自体は事実なのでしょう。

 …本当に「中国」でそのような連想がなされたとすると、ニッポン人の言語感覚というもののあまりの変遷ぶりに恐怖すら感じてしまいます。

 そもそも、中華王朝の流れをくむ政権あるいはその支配領域(現在は中華人民共和国)の略称としての「中国」が日本語に定着したのは、さして古い話ではない訳で、それまでは「支那」と呼ばれていた訳です。「中国」と言えば中国地方を指すのが普通だったと考えるべきでしょう。

 最近でも、「支那と呼ぶな中国と呼べ」的な論争が紙面を騒がせることがあるのに、「中国」=「中華人民共和国」と簡単に考える呪縛から逃れられないニッポン人が、中国地方の一会社を潰してしまうほど愚かなのだとすれば、確かに由々しき事態かも知れません。

 高島俊男や呉智英、小谷野敦などが支那論を展開していますが、仮に「中国」と呼ばれるべきとされる地域を「支那」と呼び続けていたならば、このような事態は起きなかった訳です。
 …が、私は「支那」も誤解の結果(語源は「秦」であり、これ自体は中華世界の一地域を指すものでしかない)であり、中原に当たる地域全体を示す言葉はないと考えていますから、「支那」でも不十分さは「中国」と変わらないので、実際あまり意味がないと思っています。だから難しいのです、この問題は。

 それにしても、ニッポン人、かくも愚かになりにけり…か?

参照:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070901i513.htm
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070831-249659.html

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