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zoom RSS 意思表示に反対するのが難しい

<<   作成日時 : 2006/12/17 22:54   >>

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 意思表示を示すのに「リボンを付ける」とか「リストバンドを巻く」とかいうのが流行りだしたのは,いつの頃からだったのでしょうか。

 もうかなり長いこと世をにぎわすこととなってしまった(本来はもう必要なくなっていて当たり前なのに)「ブルーリボン」,詐欺疑惑まで飛び出した「ホワイトバンド」,そして最近見たのは「イエロー連帯」。

 どれもこれも,それなりの主張があり,賛同できるものもあるのです。

 実際私はHPのindexに「ブルーリボン的なもの」を「3日間ほど」貼り付けていたことがあります。それを何故外したかというと,当事者もしくは直接の支援者として活動していないこの私が,支援者になったつもりでいる状況を偽善的と感じたことと,ブルーリボンを呼びかけている人たちとは違う方向にその運動が進んでいる(則ち,愚者がブルーリボンを自分に都合良く利用している)と感じたことからです。
 現に今でも,ブルーリボンを「踏み絵」として利用したがっている「非当事者」がのさばっている状況(好例はこのweblogの本文ではなくてコメント:よく読むと自己矛盾に陥り,特定の人たちに行動を強制している)を見るに,「非当事者」の私がブルーリボンを付けるのは(正直それについて語ることすら)ふさわしくないと思いますから(当事者に「頑張ってください」ってのはもっと偽善的だと私は思う)。


 「ホワイトバンド」については,私は語りたくありません。言ってみただけ。


 「イエロー連帯」は「教育基本法改正反対*1」の目印。特にシンボルマークを作らず,「何か黄色のものを身の回りにおく」ことで気持ちを表現できるらしいです。簡単なのは利点と言えましょう。

 ただ,「イエロー連帯」の利点はそのまま問題点でもあります。呼びかけのHPを見ると,「何か黄色のものを身の周りにおくこと。これで私たちの気持ちを表現しましょう」とのこと。さらに「職場で実行する場合の注意!」を見ると,
職場で実行する場合の注意!

 なお、職場でイエローの意思表示する場合に注意すべきことについて、弁護士から以下のアドバイスをもらいました。

「職場の中では、既製品である物品を通常の利用方法で利用してイエローの意思を表示することにし、特別に黄色いリボン等を作製しての意思表示はしない方がいい」
とあります。

 なるほど,「イエロー連帯」は随分手軽にできますな。…と言うことは,別に参加する意志も何もない人が,ただ単に黄色いものに囲まれているというだけで「参加者」と見なされる事態も起こりうるわけですな。
 これは,シンボルマークを持たない手軽さ故の危うさとも言えます。教育基本法改正賛成の人たちは,逆に身の回りから黄色いものを排除しなければならなくなるわけですな。
 シンボルがある場合には,「賛同者は身に付ける,非賛同者や無関心者はそうしない」で簡単に済みますが,シンボルがない運動の場合,非賛同者は「賛同者と見られないようにする」必要があることになりますな。
 ただ,こういう場合,過敏に反応するのは賛同者よりも非賛同者で,無関心な人が無意識に付けている「シンボル的なもの」に過剰反応してレッテル張りしてしまうケースの方が,賛同者の勘違いよりは多そうですけど。
 いずれにせよ,「気持ちを表現したくない人」*2が「表現した事にされてしまう」可能性をも含んでいるということに,どれだけ自覚的だったのかは疑問の残るところですな。

 それでは私は,全て「黄色くない」もので埋め尽くしてみよう。…資料に線を引く蛍光ペンが「黄色」,金曜日の授業のファイルの1つは「黄色」,よく使っている付箋は「黄色」,この時点で脱落。
 つまり,特に賛同していない者でも,「黄色」で埋め尽くされていることはよくあるわけで,見た目からは分からないと。…さて,この意味は?
 …意思表示しているかどうか分からなくして,自己満足にひたる? 「黄色」を身に付けている人が,「連帯」に参加しているかどうかは見た目からは判断できない。すなわち,意思表示は明確性(明らかにそうであると他から区別できるような確実性)を持っていない。それでもって「連帯してます」というのは,悪く言えば一種のスラング。「知っている人たちだけで仲良くやりましょうね」ってのと大差ないと思います。なので↑「自己満足?」と言うのです。

 さて,何故私が「イエロー連帯」に批判(否定)的なのかと言えば,それに参加している人の中に,「旧来の教育基本法は素晴らしい」的な発想の人がいるからです。教育基本法の改正案が見るに堪えないものであることを認めたとしても,それは旧来の教育基本法の評価とは無関係です。
 私は,旧来の教育基本法は素晴らしくて改正案は駄目,とは思っていなくて,教育基本法は変える必要がある,ただ,今回の改正法は無意味と思っているだけなのです。そんな私と,「旧来の教育基本法は素晴らしい」と思っている人たちとは,連帯のしようがありません。だから,どうやって「イエロー連帯」と見なされないようにするかと言うことに腐心するわけですな(私はあんたらの味方ではない)。

 また,イエローってのはかなり主張があって,「米軍(に限らず)兵サポート:無事帰還を願う」のも「障害者自立支援法の見直しを求める」のも「イエローリボン」。NFLピッツバーグ・スティーラーズの「テリブルタオル」も「黄色」。…もはや黄色は様々な「意味」が交錯していて,何が何やら分からない状況なのではないでしょうか。

*1 括弧書きで「改正」が正しい引用。「改悪反対」と言う人もいる。
*2 単に「隠れてやりたい」人のことではなく,賛同しない人のこと。

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