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zoom RSS 仁義なき書き換え

<<   作成日時 : 2006/07/05 00:28   >>

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 サッカーの中田英寿氏が現役引退を表明したのは,つい一昨日(7/3)のこと。その日の夜からニュースの話題として持ちきりだったわけですが,昨日(7/4)の朝日新聞にはnakata.netに掲載された中田氏のメッセージが全文転載されていました。
 しかし,私は朝日新聞に掲載された文章を読んだときに少し違和感を覚えました。中田氏が使う一人称が“おれ”ひらがなで書かれていたのです。そのため,文章全体が何となく締まりに欠けるような気がしました。そして,特にそれについては何も説明が為されていないのです。
 そこで,私はnakata.netに掲載されている原文を見てみることにしました。すると…,中田氏の原文では一人称は全て“俺”漢字で書かれているではありませんか。
 つまり,朝日新聞はnakata.netに掲載された文章をそのまま転載したのではなく,元々漢字であったものをひらがなに書き換えていたのです。それだけで文章が何となく変わって見えるのですから,それはそれで不思議なことです。

 これは一見何でもないことのようですが,これは実は大変なことなのです。「真実を伝える」と掲げている新聞,特に「言葉の力を信じる」と常々言っている朝日新聞からして,結局のところ転載するときに,断りもなく表現を書き換えている(漢字をひらがなに書き換えるだけでも十分書き換えと言えます)訳なのですから,メディアがいかに信頼できないものであるか分かろうというものです。
 この場合,「新聞に使う文字の規定」は理由になりません。新聞が「真実を伝える」ことをうたい文句にする以上,文字情報を勝手に,断りもなく自分たちの規定に則したものに書き換えることは許されないのです。

 こんなあからさまな例はなかなか見られるものではありませんが,ちょっとしたことが,メディアの信頼性に大きく関わってくるということを考えてみる良い機会なのではないかと私は思います。

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