Eric Prog

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zoom RSS バリアフリーについて考えてみる

<<   作成日時 : 2004/07/31 00:26   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 8

 『安心のファシズム』という本を買ってみました。内容については書評を書くつもりなので深く突っ込みませんが,自動改札について語っている部分でバリアフリーの話が出ていたので,「平坦道」の観点からちょっと言ってみたいと思います。

 本では,自動改札の幅が狭いことが問題と言います。「旧運輸省が示したガイドラインでは車いすが楽に通れる改札口の幅は90cm。しかし,自動改札の通行幅は約55cm」と書いてあります。健常者が通る為の幅でしかないですな。
 さて,最近の自動改札には,幅の広いものも出てきました。確かに車椅子でも通れそうな幅になっています。…しかし! そこからホームへ降りる手段が考慮されていないことが多いのです。

 私の最寄り駅を見てみましょう。
 駅1:駅に入る手段は階段を上がり,改札を通って階段を下りホームに至る。駅の裏手にはスロープ状の道があり,そこを通れば改札まで階段はないが,車椅子が通るには心許ない。また,上りホームには改札を通らずに直接ホームに出入りできる口が設けられています(但し駅員へ連絡する必要がある)。下りホームにはありません。エレベータがないので,改札からホームまでは人力の助けが必要。

 駅2:駅に入る手段は階段かエスカレーターで上がり,改札を通って階段を下りホームに至る。ただ駅は隣のビル(店)と回廊で繋がっていて,隣のビルにはエレベータがあるので,階段を使わずに改札まで来ることは可能(店が定休日でなければ)。エレベータがないので,改札からホームまでは人力の助けが必要。

 …この2駅は,比較的バリアフリーが進んでいない駅です。車椅子の人が1人で利用するのは難しいでしょうね。それでも,この2駅は改札まで階段を利用しなくて良い可能性がある点まだましだとも言えます。

 ちなみに,この鉄道会社はバリアフリーを軽視している訳ではないようです。主要駅ではエレベータの設置が進んでおり,なかなか使いやすくなっています。ただ,この2駅は主要駅ではないため,遅れがちになっているのでしょう。…そう思いたいです。
 主要駅でない駅の中には,元々バリアフリーに適したところもあります。改札が駅の入り口近くにあり,ホームまではちょっとした階段を登ればよいと言うところでは,階段の横にスロープを付ければ何とかなってしまいます。

 とは言え,最近の鉄道高架化の流れの中では,こんな感じの駅は消えていくんでしょうね。…エレベータの設置は急務となります(今のところ私,単独では使いませんが)。

 私も車椅子を「押す」ことがある立場なので,結構切実です。まあ私の場合,どうしようもなくなったら,乗っている人に「ちょっとそこの段差だけ歩いて」と言えますから,ものすごく楽ですよ。でもそう言えない(乗っている人が歩けない)介助者や,一人で車椅子に乗って出歩いている人達はどうなるの?

 その辺りを「偶然」歩いている人に助けを頼めば(担いで階段を上り下りしてもらえば)よいと考える人もいるかも知れませんが,曹操助けがあるものではありませぬ(曹操ならなおさらか…笑ってる場合じゃない)。助けの手があっても,申し訳なさが先に立って,どうしても頼めない人だっているのです。駅員に頼れればそれでも良いでしょうが,本当はそれすらなくても出歩けるのが良いんでしょうね。…ホームから電車に乗り移る際に渡し板が要るのはやむを得ないラインか。

 私自身は現在バリアフリーでなくても十分生活できますから,この状況に対してまだまだ理解が足りないかも知れません(足りないでしょう)。その中で思ったことだけとりあえず書いてみました。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
曹操…に激しく反応! 後の影の声を聞いて、爆笑! 

バリアフリーか… 切実な問題ですよね。自分がその立場になければ、気にもしないことですから。でも、もし、自分がその立場(押す方、押される方)になったら…。
日本は、まだまだ福祉が行き届いてない国ですね。
山に遊園地作ったらり、リゾートホテル作ったり、観覧車作ったりして、大赤字にして税金引き上げるようなバカな真似する前に、それらを国として福祉に適用させたら、どれだけ日本も豊かになることか…。
欧州などはその点、本当に進んでいますよね。税金が高くても、きちんと還元されていますから…。
「先進国」と呼ばれる国々では…。
Kelly
2004/07/31 01:55
道一つ取ってみても,車椅子ではとても通れないような歩道がありますね。自転車でも通るのに苦労する(自転車は歩道通っちゃいけないのに?)のですから,車椅子では立ち往生してしまいます。また,歩道と車道との分かれ目の段差が激しいと,それだけで歩道に入れなくなります(歩いていれば,段差を飛び越えることができるんですがね)。
車椅子で通れないと言うことは,最近じいちゃんばあちゃんに流行の四輪車も通れないと言うことで,この人たちは車道を走るんですよ。歩道の分だけ車道も狭くなってますから,余計に危険なのです。
歩道は造っておけばよいと言うものではありませぬ。狭ければ苦労しますし,起伏が激しくてもまた苦労の種です。
最近は少なくなってますが,「車道掘り返してる暇があったら,歩道を平坦にしてくれ!」と思います(思うようになった頃には掘り返さなくなってますけど)。
Eric Prost
2004/07/31 08:47
はじめまして(?)、今日まゆです。
kellyさんのところで時々名前拝見させていただいてましたので、あんまり「はじめまして」って気はしないのですが(笑)
私の母は、四肢不自由(リウマチ)で普段外にでる時は、松葉杖。洋服等のショッピングは車椅子で出かけます。(家の中は、狭いので杖なし(笑))電車は、あんまり利用しません。買い物も車椅子が常備されてたり、駐車場がちゃんと整備されてるところに行ってます。母は今日から2泊3日で、旅行に出ました。「バリアフリーのお宿」をプレゼントしました。帰ってきたら感想を聞きますが、こんなところがもっと増えると嬉しいです。旅行には、「おいしいもの」「温泉」「観光」など楽しむ内容だけでは行けないのでつらいものです。これらも揃った「バリアフリーのお宿」が比較的安価であるといいのですが・・・。
今日まゆ
2004/07/31 11:44
はじめまして(?),お名前はかねがねうかがっております。ようこそいらっしゃいました。
私の場合,車椅子に乗っているのは友達です。普段は普通に歩いてます。ただ,距離が長くなると歩くのがつらいので車椅子に乗るようです(あと,「障害者としての特典」を最大限利用するため)。
その友達と旅行に行ったとき,お宿はバリアフリーとは無縁でした。彼の場合,家もバリアフリーとは無縁な部分がありますから(部屋が2階にあって,行く手段は急階段のみ!),大丈夫なようでしたが。

…ちなみに彼は,つるんでる中で最も運転が上手い!(笑)
車道にはバリアフリーがなくても(山道等のことですな)問題なし! 車でどこへでも行ってます。で,歩く距離が長いときには車椅子を車に積み込んで,降りた先で使っています(押すのは我々です)。
Eric Prost
2004/07/31 17:07
へぇ〜、Ericさんのお友達かぁ〜…。 いいな男同士の友達、って・・・。 しかも車好きと来ている!うふ。
Kelly
2004/08/01 13:27
彼には「早く助手席に乗せる相手を捜しなさい」と言っていますが,未だに我々(つるんでる中)の誰かが助手席を占有しております(笑)
Kelly様,…彼の助手席に乗ってみません?(笑)
Ma e` di Demio la sua macchina.
Eric Prost
2004/08/02 14:51
あら、乗せてくれるかしら? (^。^)
Kelly
2004/08/02 23:13
Kelly姉さん,本気ですか?
いや〜もう,乗って下さい。彼も喜ぶでしょう(笑:勝手に決めるな!)から,ぜひぜひ! もし彼が嫌と言っても乗せますから。ついでに車椅子も押してやって下さい,何ならそのまま谷底に落としちゃって良いですから(こら〜!笑)
Eric Prost
2004/08/02 23:28

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