Eric Prog

アクセスカウンタ

zoom RSS F1アメリカGPについて思ったこと

<<   作成日時 : 2004/06/23 19:02   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 先日行われた2004年F1世界選手権第9戦アメリカGPでは,BARの佐藤琢磨選手が3位に入り,日本を湧かせた。マシンとパイロットの総合力を考えれば,このこと自体は別に驚く程のことではない(少なくとも1990年F1日本GPの鈴木亜久里程の驚きはない)。今年のBARの実力からして,もっと上を狙えるので,もっと活躍して欲しいですな。

 さて,このGPではスチュワードの不手際が余りにも目立った。まず,J-P.Montoyaについて,失格の裁定が遅すぎる。フォーメーションラップスタート直前の違反についての裁定なのに,レースの55周を消化した時点まで裁定を下せなかったのは,不手際というほかない。「セーフティカー導入やR.Schumacherの事故などで対応が遅れた」等という下手な言い訳は聞きたくもない。J-P.Montoyaが事故を起こさなかったことは,儲けものと思ってもらいたい。

 次は,1回目のセーフティカー後のリスタート(5周終了時)。ラップチャートを見ないと分からないが,放送用画面に出た5周終了時の1位はM.Schumacher(4周終了時2位)となっていた。これが正しいとすれば,コントロールラインを越えるまで前のマシンを抜いてはならないという規定に,M.Schumacherは違反していると言うことになり,少なくとも審議対象になるはずである。ところが実際には,何らの措置も取られなかった。一体どういう事なのか?

 次はR.Schumacherの事故に対する対応である。この事故でセーフティカーが導入されているが,導入直後にピットに入ったM.Schumacherがトップのままコースに復帰できた。このことについて疑問が多かったようだが,佐藤琢磨がレース後の会見で「ホームストレートが普通に走行できない状態だった」と言っているように,R.Schumacherの事故で生じた破片がホームストレート上に散乱していて,速度制限を受けてでもピットロードを走った方が速い状態だったということだ。
 このような状況でレースを続けようとしたことは,危険極まりないし,マシンの破片を踏んでしまう可能性が増す点で大問題である。加えて,レースを続けるなら,ピットインしたマシンに余りにも有利な状況を相殺させるような措置(ピット入口もしくは出口を封鎖する等)が必要だった。これをしなかったことが,さらなる問題である。
 この混乱の中で得をしたのがFerrariの2台で,圧倒的な差で1−2を決めた背景となっている。こういった状況にスチュワードは全く対応できず,無能ぶりを顕わにした。今回スチュワードはFerrariに加担したようなものである。

 余談だが,このレースでMinardiのZ.Baumgartnerが8位に入り,Minardiに今期初ポイントをもたらした。「意外なこと」との意見があり,タナボタで得た1ポイントだと思われがちだが,私はZ.Baumgartnerが実力によって得た1ポイントであると思っている。
 確かに,Z.Baumgartnerは速くない。Minardiの実力を加味してもZ.Baumgartner自身が実力のあるパイロットではない。しかし,彼はマシンを完走させる能力に長けている。モナコでは,たった6〜7周の間にトップに2回抜かれるような遅さででも完走させようとしていた。
 今年はリザルトを見て,最下位の順位に彼の名前を見ることが多い。それを見て,「MinardiやZ.Baumgartnerは遅い」とだけ考えてはいけない。マシンがトラブルを起こしにくくなり,完走率が上がっているとは言え,完走を続けていることに着目して欲しい。
 私は,連続完走を続けている彼を見て,「そのうちポイントを取れるのではないか」とは思っていた。しかし,こんなに速くポイントを取るとは思わなかった。
 彼は今回佐藤琢磨並みに称賛されてもよいだろう。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
F1アメリカGPについて思ったこと Eric Prog/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる